部活からの不登校。母親に「嫌」と言えない

私は、部活にうまく馴染むことができなかったのをきっかけに、
当時通っていた学校を不登校になりました。

 

 

もともと引っ込み思案で、自分の意見を他人に言うということを、
滅多にしてこなかった…否できなかった私は、
部活でも、いつも浮いた存在でした。

 

 

今も、当時のことを笑って振り返るのは少し、胸が痛む思いがあります。

 

ですが、部活の活動そのもの、
「部活でやること」自体はとても楽しかったんです。

 

 

けど、団体行動において最重要とも言える、「人とのコミュニケーション」
がどうしても、いくら「取ろう」と思ってもうまく取れませんでした。

 

 

私は黙ってじっと、相手から話しかけられるのを待つような性格でした。

 

つまり一言で言うと、「協調性がない」んですね。
今もそれは、変わりません。

 

 

話すのが怖い。

 

何を話していいのかわからない。

 

切り出し方が、わからない…

 

人と話すのが、怖い…

 

 

大勢と同じ教室にすし詰めにされるのは、
ちっぽけな私にとって、多大な精神的ストレスでした。

 

 

「話さない」のでなく「話せない」。

 

 

しかし周りは当然、そんなこと知りもしませんから、

 

「あいつ、なんで喋らないの?」と気味悪がられ、
まともに人として扱ってもらえることすら、ほとんどありませんでした。

 

 

どんなに理不尽で不当なことをされても、
「まあ、あいつなら言い返さないし別にいいか」。

 

 

誰にもわかってもらえない悔しさに、
人知れず涙を流したことも、必死で耐えたことも。

 

思い返せば、数知れません。

 

 

まともに向き合ってもらえないこと、同じ人として扱われないことが、
何より悔しくて、つらくて苦しくて、情けなくて。

 

仕方がありませんでした。

 

 

 

 

そんな「言い返せない」性格の私ですから、
ちょっと気の強い部の嫌われ者に目をつけられ、
ストレス発散に使われるのも時間の問題でした。

 

 

当然、どんな理不尽なことを言われても私に言い返すことはできません。
大した友達もいない教室で、守ってくれる人など一人だっていません。

 

情けないながらも、それでもただ、怖くて。
自分自身ですら自分を守ることはできませんでした。

 

 

思えば、当時から「人と一緒に何かをする」ということは、
私には到底、向いていなかったように思います。

 

 

 

暗闇に浮かぶまるい月

 

 

 

ここで一つ、疑問に思われたかもしれませんね。

 

「そんなに嫌だったんなら、部活なんてやめればよかったのに」と。

 

確かに、私もずっとやめたくて仕方ありませんでした。

 

 

熱心な部だったので、練習は休み返上であったし、
毎日毎日放課後を迎えて、部室に向かうのが苦痛で仕方なかった。

 

緊張とストレスと動悸で、いつもお腹を歩けないほど痛くしながら、
「がんばれ、がんばれ!」…と自分を鼓舞して、部室に通う毎日。

 

 

当時、部に友達はいたにはいましたが、練習する教室が違ったので、
そもそも会う機会が限られていました。

 

つまり、いないも同然。

 

 

当時の私の家は、母が権力を握っているような状態でとても厳しく、
「嫌だ!」「やりたくない…」という主張は認められない状態でした。

 

 

 

 

私が部活をやめたい、と思ってもやめられなかった最大の原因は、
「母に『嫌だ・やめたい』と言えなかったから」です。

 

 

そんなこと、とても言える雰囲気じゃなかったし、言わせてくれる母じゃなかった。

 

 

それに、面倒くさがりの私は部活自体、「入りたくない」
と本心では思っていました。

 

ですが、それも「ダメ」と言われて、仕方なく入った部活でした。

 

 

本当は、帰宅部が良かったという本音は結局、
最後まで誰にも言えませんでした。

 

 

当時の私には、誰一人相談できる人などおらず。
自分ですら、自分を追い詰めて、追い詰めて。

 

今思えば、「もう嫌だ!助けて!」…と爆発するのも、
時間の問題だったと思います。

 

 

そして、「途中でやめるのは絶対ダメ」と釘を刺され、
最初から逃げ道を塞がれてどこにも逃げ場がなかった私は、
やむなく不登校の道を選びました。

 

 

当時は、「誰かにわかってほしかった」「つらい気持ちを理解してほしかった」
という気持ちがとても強かったのを、今でも忘れられません。

 

 

 

崖っぷちの白い花

 

 

 

だから、その時私は誓いました。

 

 

もし、将来自分が子供を授かることがあっても、
「絶対に子供に無理強いはしないでおこう」、
「やりたいようにさせてあげよう」
…と。

 

 

死んでも、自分と同じつらい、悔しい思いはさせたくないと心から思いました。

 

守るべき立場の母親が、絶対に子供の敵にはなりたくない。
そう思いました。

 

 

 

 

その当時から、私は「社会の集団生活には向いてない」と気づいていました。

 

 

どこへ行ってもなんだか浮いてるし、友達作るのもヘタだし、
自分から話しかけるのはすごく苦痛だし…時には、挨拶すら苦痛。

 

まさに、社会不適合者のお手本みたいな人間です。

 

 

 

 

あれほど苦痛だった部活は結局、
「最後まで続けなきゃ…」という、私の強迫観念と言える思いとは裏腹に、
精神に限界をきたして、途中でやめました。

 

卒業まで、あと半年もない時期でした。

 

 

2年半の間、行きたくない部活を必死で耐え、
我慢して自分をがんじがらめにしていたのでした。

 

 

けども、たくさん傷つきながらも何とか学校を卒業することができました。

 

 

→不登校から、引きこもりに。楽園→地獄の毎日+父親の不倫…

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